2026年10月1日の市況|日経平均は2,292円高 半導体株に買い、TOPIXは小幅高
日経平均は3.43%上昇する一方、TOPIXは0.57%高にとどまりました。米国3指数、158円台のドル円、金利と物価の材料を一つずつ確認していきます。
今日の要点3項目
① 日経平均株価は69,046.00円で、前営業日比2,292.28円高、3.43%上昇しました。TOPIXは4,131.98で、23.33ポイント高、0.57%上昇しました。
② 米マイクロン・テクノロジーの決算と見通しを受け、AI・半導体関連株に買いが集まりました。ただし、日経平均の上昇率に比べてTOPIXの上昇率は小さく、上昇の広がりには差がありました。
③ ドル円は10月1日午後、1ドル=158.29円前後までドル高・円安が進みました。米長期金利の高止まりがドルを支える一方、日銀の利上げを巡る見方も意識されています。
主要市場一覧
日経平均株価:69,046.00円/前営業日比 +2,292.28円(+3.43%)〔10月1日終値〕
TOPIX:4,131.98/前営業日比 +23.33(+0.57%)〔10月1日終値〕
S&P 500:7,651.54/前日比 -19.30(-0.25%)〔現地9月30日終値〕
NYダウ:50,906.05ドル/前日比 -443.87ドル(-0.86%)〔現地9月30日終値〕
NASDAQ総合:26,861.06/前日比 +63.52(+0.24%)〔現地9月30日終値〕
ドル円:1ドル=158.29円前後〔10月1日午後〕。前日比では約0.54%のドル高・円安でした。
参考指標:米国10年国債利回りは現地9月30日に5.293%。株式市場では高い長期金利が引き続き重荷になりました。
なぜ動いたのか
まず、確認できた事実です。米国市場の取引終了後に発表されたマイクロン・テクノロジーの決算と見通しが、AI向け半導体需要への期待を強めました。10月1日の東京市場では、値がさの半導体関連株が日経平均を大きく押し上げました。
現地9月30日の米国では、8月の個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想を下回りました。一方、4~6月期の実質GDP確定値は年率2.2%増へ上方修正され、長期金利は高い水準が続きました。物価の安心感と、強い景気・高金利への警戒が同時に意識された一日でした。
ここから先は、事実を基にした当社の見方です。日経平均が3.43%上昇したのに対し、幅広い銘柄を含むTOPIXは0.57%高でした。市場全体が一様に上がったというより、指数への影響が大きいAI・半導体株へ買いが集中した面が強いと考えられます。
日本市場の振り返り
日経平均は続伸し、終値は69,046.00円でした。上げ幅は2,292.28円に達しました。朝方から半導体関連株が買われ、午後も高い水準で推移しました。
一方、TOPIXの上昇は23.33ポイント、0.57%でした。日経平均との上昇率の差は大きく、保有資産を見るときは『日経平均が上がったから、日本株全体が同じように上がった』とは考えない方がよい局面です。
10月1日は東京証券取引所の通常取引日で、休場ではありませんでした。日経平均とTOPIXはいずれも10月1日の確定終値を掲載しています。
海外市場の振り返り
現地9月30日の米国市場はまちまちでした。S&P 500は0.25%安、NYダウは0.86%安、NASDAQ総合は0.24%高でした。ハイテク株が相対的に底堅い一方、主要11業種のうち9業種が下落しました。
PCE価格指数の伸びが予想を下回り、10月の追加利上げ観測は後退しました。しかし、GDPの上方修正や堅調な民間雇用を受けて長期金利は高止まりし、取引終盤に株価の重荷となりました。
10月1日の米国市場は、本記事の基準時刻にはまだ通常取引が始まっていません。そのため、取得できない10月1日の終値を推測せず、直近で確定している現地9月30日の終値を掲載しています。
為替の動き
ドル円は10月1日午後、1ドル=158.29円前後でした。前日比では約0.54%のドル高・円安となり、ドルは対円で約3か月ぶりの高値圏へ上昇しました。
確認できた背景として、米国の長期金利が高い水準にあることがドルを支えました。一方、日本銀行の9月会合の意見要旨では、利上げの時期やペースを意識する意見も示されました。
ここから先は、事実を基にした当社の見方です。米国金利はドル高要因ですが、日本の利上げ観測や為替介入への警戒は円安を抑える要因です。158円台では材料や発言によって値が振れやすいため、外貨取引や送金では利用する金融機関の最新レートをご確認ください。
今後の注目材料
第一は、現地10月2日に予定される米雇用統計です。雇用の強さは、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利判断、米国債利回り、ドル円の見通しに影響します。
第二は、半導体株の上昇が続くか、それとも他の業種へ買いが広がるかです。日経平均とTOPIXの差が縮まるかを見ると、日本株全体の強さを判断しやすくなります。
第三は、米国長期金利と中東情勢です。高い金利や原油価格の上昇が長引けば、企業の資金調達、物流費、家計の物価負担に波及する可能性があります。
注意事項
数値は2026年10月1日16時30分(日本時間)までに確認した情報を基準にしています。日本株は10月1日終値、米国株と米国10年国債利回りは現地9月30日の確定値、ドル円は10月1日午後の気配値です。
10月1日は東京証券取引所の通常取引日です。現地9月30日のニューヨーク証券取引所とNASDAQも通常取引日で、参照した市場に休場はありません。現地10月1日の米国市場は基準時刻に開場前です。
『編集上の分析』と明記した部分は、確認できた事実を基にした当社の見方です。将来の値動きを保証するものではありません。取得時刻、情報源、丸め方によって数値に差が生じる場合があります。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
- 日経平均プロフィル|ヒストリカルデータ(2026年10月1日確認)
- 日本取引所グループ|TOPIX(2026年10月1日確認)
- Reuters|米国株とPCE・GDP・金利(2026年9月30日報道・10月1日確認)
- AP|9月30日の米国主要株価指数(2026年9月30日報道・10月1日確認)
- Reuters|ドル円と米国債利回り(2026年10月1日報道・同日確認)
- NYSE|休場日・取引時間(2026年10月1日確認)
※市場データは取得時刻や情報提供元によって差が生じる場合があります。為替・金利は執筆後も変動します。記事中の分析は将来の値動きを保証するものではありません。
