2026年10月6日の市況|日経平均は737円高 米ハイテク株高と円安が支え
日経平均は1.05%高、TOPIXは0.92%高でした。米国のハイテク株高、158円台のドル円、歴史的な高水準にある米国長期金利を順を追って見ていきます。
今日の要点3項目
① 日経平均株価は70,683.98円で、前営業日比737.12円高、1.05%上昇しました。TOPIXも4,183.56で、38.34ポイント高、0.92%上昇しました。
② 現地10月5日の米国市場では3指数がそろって上昇しました。NASDAQ総合は1.05%高で過去最高値を更新し、S&P 500は0.66%高、NYダウは0.18%高でした。
③ ドル円は10月6日16時30分ごろ、1ドル=158.17円前後でした。同日の始値157.901円から約0.27円のドル高・円安です。一方、米国10年国債利回りは5.31%台と高く、注意が必要です。
主要市場一覧
日経平均株価:70,683.98円/前営業日比 +737.12円(+1.05%)〔10月6日終値〕
TOPIX:4,183.56/前営業日比 +38.34(+0.92%)〔10月6日終値〕
S&P 500:7,773.95/前日比 +51.23(+0.66%)〔現地10月5日終値〕
NYダウ:51,267.90ドル/前日比 +90.94ドル(+0.18%)〔現地10月5日終値〕
NASDAQ総合:27,477.31/前日比 +286.45(+1.05%)〔現地10月5日終値〕
ドル円:1ドル=158.17円前後〔10月6日16時30分ごろ〕。同日の始値157.901円と比べ、約0.27円のドル高・円安(約+0.17%)です。前日終値との比較ではなく、当日の始値との比較です。
参考指標:米国10年国債利回りは10月6日のアジア時間に5.3154%前後。前日の取引では一時5.3493%と、2002年以来の高水準を付けました。北海ブレント原油は100.88ドル前後でした。
なぜ動いたのか
まず、確認できた事実です。現地10月5日の米国市場では、エヌビディアが2.1%、マイクロソフトが1.5%上昇しました。AI関連の業績への期待が大型ハイテク株を押し上げ、NASDAQ総合は過去最高値で取引を終えました。
米国では、前週末に公表された雇用関連の弱い数字を受け、10月の追加利上げを見込む確率が1週間前の約70%から24%へ低下しました。原油価格の下落も投資家心理を支えました。一方、サービス業の仕入れ価格上昇や政府債務への懸念から、長期金利は高いままです。
ここからは、確認できた事実を踏まえた当社の分析です。東京市場は、米国のハイテク株高に加え、158円台の円安が輸出企業の収益への期待を支えたと考えられます。ただし、金利の高止まりは株価の重荷になり得ます。株高だけを見て楽観に傾きすぎないことが大切です。
日本市場の振り返り
10月6日の日経平均は70,683.98円で取引を終えました。高値は70,798.62円、安値は69,813.16円で、後場に上げ幅を広げました。7万円台を維持したのは7月上旬以来です。
TOPIXは4,183.56で取引を終え、日経平均とともに上昇しました。米国のAI関連株高を受け、半導体検査装置のアドバンテストは上昇しました。一方、ソフトバンクグループは下落しており、同じハイテク分野でも値動きは一様ではありませんでした。
10月6日は東京証券取引所の通常取引日で、休場ではありませんでした。日経平均は15時45分、TOPIXは15時30分の確定終値を使用しています。
海外市場の振り返り
現地10月5日の米国市場は、S&P 500が0.66%高、NYダウが0.18%高、NASDAQ総合が1.05%高でした。素材や通信サービスを含む幅広い業種が上昇し、S&P 500の11業種のうち10業種が値上がりしました。
株価が上がる一方で、米国10年国債利回りは5.3%台と、約24年ぶりの高い水準です。利上げ観測は後退しましたが、物価と政府債務への警戒は残っています。株式と債券が示す方向が必ずしも一致していない点に注意が必要です。
現地10月6日のニューヨーク市場は、本記事の基準時刻にはまだ開場前です。取得できない同日の終値は推測せず、10月5日の確定値を掲載しています。中国本土市場は祝日のため10月6日も休場でした。
為替の動き
ドル円は10月6日16時30分ごろ、1ドル=158.17円前後でした。始値157.901円から約0.27円のドル高・円安となり、日中は157.771円から158.244円の範囲で動きました。
公表資料や報道で確認できたのは、次の点です。米国の長期金利は5.3%台にあります。高い米国金利はドルを支える材料です。一方、追加利上げ観測の後退はドルの上値を抑える方向に働くため、相反する材料が並んでいます。
ここからは、確認できた事実を踏まえた当社の分析です。158円台の円安は輸入品や燃料の負担を押し上げる可能性がある一方、海外売上高の大きい企業には追い風となる場合があります。家計や企業への影響は一方向ではありません。
今後の注目材料
第一は、米国長期金利です。利上げ観測が後退しても金利が高止まりする場合、株価、とくに将来の成長期待を織り込むハイテク株には負担になり得ます。
第二は、米国企業の決算です。来週から本格化する決算発表では、AI関連の設備投資が実際の売上や利益にどこまでつながっているかが注目されます。
第三は、原油と中東情勢です。供給回復への期待で原油はいったん下落しましたが、地政学情勢は不安定です。燃料価格、物価、金利、為替を一緒に見ることが大切です。
注意事項
数値は2026年10月6日16時30分(日本時間)までに確認した情報を基準にしています。日本株は10月6日終値、米国株は現地10月5日終値、米国10年国債利回り・原油・ドル円は10月6日の参考値です。
10月6日は東京証券取引所の通常取引日です。現地10月5日のニューヨーク証券取引所も通常取引日でした。中国本土市場は祝日のため10月6日が休場です。市場の休場日と取得できない数値を推測で補っていません。
『編集上の分析』と明記した部分は、確認できた事実を基にした当社の見方です。将来の値動きを保証するものではありません。取得時刻、情報源、丸め方によって数値に差が生じる場合があります。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
- Yahoo!ファイナンス|日経平均株価(2026年10月6日15時45分確認)
- Yahoo!ファイナンス|TOPIX(2026年10月6日15時30分確認)
- Yahoo!ファイナンス|米ドル/円(2026年10月6日16時30分確認)
- Reuters|10月5日の米国株と上昇背景(2026年10月5日報道・10月6日確認)
- Reuters|10月6日の世界市場、日本株、金利、原油(2026年10月6日報道・同日確認)
- AP通信|10月6日のアジア市場(2026年10月6日報道・同日確認)
- 日本取引所グループ|休場日(2026年10月6日確認)
- NYSE|休場日・取引時間(2026年10月6日確認)
※市場データは取得時刻や情報提供元によって差が生じる場合があります。取得できない値は推測していません。記事中の分析は将来の値動きを保証するものではありません。
