NEWS & COLUMN

市況・経済約6分

2026年10月29日の市況|日経平均705円高 米金利据え置きと好決算が支え

日経平均は3日続伸し、TOPIXも上昇しました。米国3指数、157円台後半のドル円、FOMCの決定と30日の日銀会合の注目点を一つずつ確認していきます。

01

今日の要点3項目

① 日経平均は前営業日比705円28銭高の64,659円47銭で、3営業日続けて上昇しました。TOPIXも11.57ポイント高の4,003.28でした。

② 米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を3.75~4.00%で据え置きました。前日の米国株は主要3指数がそろって上昇し、日本株の支えになりました。

③ ドル円は15時時点で157円83銭でした。米国の金利発表後も大きな方向は出ず、市場の関心は30日の日銀金融政策決定会合の結果へ移っています。

02

主要市場一覧

情報の基準日時:2026年10月29日16時25分(日本時間)。日本株は29日の終値、米国株は現地28日の通常取引終値、ドル円は29日15時時点です。

日経平均株価:64,659.47円/前営業日比 +705.28円(+1.10%)〔10月29日終値〕

TOPIX:4,003.28/前営業日比 +11.57ポイント(+0.29%)〔10月29日終値〕

S&P 500:7,743.98/前日比 +21.38ポイント(+0.28%、公表値は+0.3%)〔米国現地10月28日終値〕

NYダウ:52,475.10ドル/前日比 +97.53ドル(+0.19%、公表値は+0.2%)〔米国現地10月28日終値〕

NASDAQ総合:26,549.85/前日比 +72.04ポイント(+0.27%、公表値は+0.3%)〔米国現地10月28日終値〕

ドル円:1ドル=157.83円〔10月29日15時〕。前日のニューヨーク市場終値157.84円と比べ、0.01円のドル安・円高で、ほぼ横ばいです。

03

なぜ動いたのか

【確認できた事実】FOMCは政策金利を3.75~4.00%で据え置きました。決定は10対2で、反対した2人は0.25%の利上げを主張しました。声明では、経済活動は力強く拡大している一方、インフレは高止まりしていると説明しています。

【報道による説明】東京市場では、業績予想を引き上げたAI・半導体関連銘柄に買いが入りました。海外投資家による株価指数先物への買いも目立ち、日経平均は一時900円近く上昇しました。

【編集上の分析】米国の金利据え置きで急な利上げへの警戒がいったん和らぎ、好決算を発表した一部の大型株へ資金が向かいました。ただし、TOPIXの上昇率は日経平均より小さく、株価の強さには銘柄ごとの差があります。

04

日本市場の振り返り

日経平均は64,126円25銭で始まり、午前には一時前日比800円を超えて上昇しました。昼前後にマイナスへ転じる場面もありましたが、午後は持ち直し、64,659円47銭で取引を終えました。

TOPIXは4,003.28で終了しました。前営業日比では上昇したものの、上昇率は0.29%にとどまり、日経平均の1.10%高との差が目立ちました。

【編集上の分析】日経平均の大幅高だけで全面高と判断せず、TOPIXや業種別の動きも一緒に見る必要があります。特定の値がさ株が指数を大きく動かす日は、実際の保有銘柄の動きと指数が一致しないことがあります。

05

海外市場の振り返り

米国現地28日のS&P 500は0.3%高、NYダウは0.2%高、NASDAQ総合は0.3%高でした。FOMCの決定後も主要指数は小幅な上昇を保ちました。

AP通信によると、債券市場では米2年国債利回りがFOMCの発表直後に上昇した後、将来の利上げ観測が弱まると低下へ転じました。株式市場は上昇しましたが、金利の見方は揺れています。

【編集上の分析】金利据え置きは株式市場に安心材料となりましたが、FRBがインフレの高止まりを明記したことから、今後の経済指標によって金利見通しが再び変わる可能性があります。

06

為替の動き

29日15時のドル円は157円83銭でした。午前は158円07銭までドル高・円安が進んだ後、米長期金利の低下を受けて157円61銭まで下落し、その後は157円後半へ戻りました。

FOMCの結果はおおむね市場の想定内でした。30日の日銀会合の結果を控え、積極的に一方向へ動きにくい相場となりました。

ドル円には株価のような一つの公式終値がありません。媒体や確認時刻によって値が変わるため、本記事では時刻を付けて記載しています。

07

今後の注目材料

日本銀行の金融政策決定会合は10月29~30日に開かれています。30日に政策判断と経済・物価情勢の展望が公表される予定です。金利そのものに加え、物価や円相場に関する説明が注目されます。

米国では29日夜にGDP速報値や個人消費支出に関する統計の発表が予定されています。景気の強さと物価の動きは、次回以降の金融政策を考える材料になります。

日米企業の決算発表も続きます。AI投資の大きさだけでなく、売上や利益にどれだけ結び付いているか、会社ごとの内容を確認することが大切です。

08

注意事項

休場日:10月29日の東京市場は通常取引日でした。米国市場も現地28日は通常取引日でした。29日の米国市場は、本記事の基準時刻ではまだ通常取引開始前で、休場ではありません。

日本株と米国株は各市場の終値です。ドル円は記載時刻の参考値であり、その後も変動します。取得できない数値を推測で補っていません。

値動きの背景は、確認できた事実、報道による説明、編集上の分析を分けました。日銀の政策判断や今後の相場を断定するものではありません。

本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
情報源
電話で相談Webから相談予約