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暮らし・若者約4分

若者もドラマを見ている。「VIVANT」から考える、世代の思い込み

LINEリサーチの若年層調査で「VIVANT」が総合3位に。テレビ離れという言葉だけでは見えない、作品との出会い方と世代を越える会話を考えます。

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「若い人は見ない」と決める前に

「最近の若い人はテレビを見ない」。そんな言葉を聞くことがあります。でも、決まった時刻にテレビの前に座らないことと、ドラマに関心がないことは、同じなのでしょうか。気になる調査が公表されました。

出典はLINEリサーチです。2026年10月23日公表の若年層の流行調査では、「VIVANT」が総合3位に入りました。男性15~18歳では1位。作品が若い世代の話題にもなっている様子がうかがえます。

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公表日は10月、調べたのは9月

この調査は、全国の15~24歳のLINEユーザーを対象に、9月1日から3日まで実施したスマートフォンのWeb調査です。有効回答は4,738件。「最近流行っているもの」を自由に挙げてもらい、回答をまとめて順位にしています。

そのため、この3位は視聴率の順位でも、10月25日現在の人気順位でもありません。また、若者全員が見ていると示す数字でもありません。新しく公表された結果であっても、いつ、誰に、何を尋ねた数字なのかを一緒に読むことが大切です。

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見る場所が変わっても、物語は届く

調査元は、見逃し配信でも作品が話題になったと説明しています。ただし、この調査だけで、一人ひとりがどの画面で見たのか、配信が人気をどれだけ押し上げたのかまでは分かりません。

ここからは私の考えです。放送時刻に合わせにくくても、自分の空いた時間に見られれば、長い物語にも触れやすくなるのではないでしょうか。「テレビを見るか」という聞き方だけでは、作品を楽しむ時間を見落としてしまう気がします。

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同じ作品でも、気になるところは違う

親世代が俳優の演技に引かれ、子ども世代は人物同士の関係や物語の謎に引かれる。同じドラマを見ていても、そんな違いはあるかもしれません。世代の違いを確かめるより、「どこが面白かった?」と尋ねる方が、会話は広がりそうです。

見ていない人も、無理に話を合わせる必要はありません。「どんなところがおすすめ?」と聞くだけで、相手の好きなものを知る入口になります。あらすじを説明する前に、どこまで見たかを確かめる気遣いも忘れたくありません。

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年齢より先に、その人の話を聞く

「若いからこうだろう」「親世代には伝わらないだろう」。便利な言い方ですが、相手を知る前に、会話の扉を閉じてしまうこともあります。今回の結果は、その思い込みを少し緩めてくれます。

情報を届ける仕事でも、内容に興味がないのか、受け取る時間や方法が合っていないのかは分けて考えたいものです。年齢で決めつけず、その人が何を楽しみ、どんな形なら受け取りやすいのかを聞いてみる。身近なドラマの話から、始められそうです。

次に家族や職場で話すときは、「最近、何を見ている?」と聞いてみませんか。思っていたより近いところに、共通の話題があるかもしれません。
情報源

※情報の基準日:2026年10月25日。調査結果と筆者の考察を分けて記載しています。ランキングは自由回答による流行調査であり、視聴率や若年層全体の視聴状況を示すものではありません。

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