何度も通った道だからこそ――山口市の交通安全の呼び掛けから
山口市で10月19日から25日まで交通死亡事故多発警報が発令されました。通り慣れた道での運転や、家族・職場でできる安全確認を考えます。
山口市で警報が発令されました
山口市は10月19日、交通死亡事故多発警報を発令しました。期間は10月25日までです。市の発表によると、10月4日から16日までの13日間に、市内の江崎と三和町で計2件の交通死亡事故が発生したためです。
これは山口市の警報です。宇部市を含む山口県全域に発令されたものではありません。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみ申し上げます。
「よく知っている道」の安心感
市は、通り慣れた道や直進が続く道などでは注意力が散漫になりやすいとして、危険を予測する「かもしれない運転」と、こまめな休憩を呼び掛けています。
ここからは、この呼び掛けを受けて私が考えたことです。毎日通る道では、曲がる場所も信号の位置も分かっています。その分、「今日はどうだろう」と周囲を確かめる気持ちが薄れてしまうことはないでしょうか。
同じ道でも、歩いている人、前を走る車、見通しはその時々で違います。知っている道だから安全、と決めず、その日の状況を見て運転したいものです。今回の事故が慣れや不注意によるものだったと判断しているわけではありません。
出発する前に、少し余裕を
出発が遅れた朝や、次の予定が迫っている時は、気持ちが先へ先へと向きがちです。時間に余裕を持つことや、疲れを感じたら無理をせず休むことも、安全のための準備だと思います。
家族に伝える時も、「気をつけてね」に一言添えて、「急がなくていいから」「疲れたら休んで」と声を掛ける。そんな小さなやり取りから始められそうです。
仕事で車を使う会社でも
宇部でも、通勤や営業、現場への移動など、車が身近な仕事は多くあります。職場なら、移動予定に無理がないか、休憩を取りにくい日程になっていないかを確認する機会にできます。
保険は事故が起きた後の負担を支える備えです。その前に、無事に帰って来られるようにすることを大切にしたい。今回の呼び掛けを、自分や家族、職場の運転を振り返るきっかけにしたいと思います。
いつもの道を、今日も無事に。何度も通った道だからこそ、もう一度、周りを見る余裕を持って出かけたいですね。
- 山口市|交通死亡事故多発警報の発令について(令和8年10月19日発令)(2026年10月19日更新/10月20日朝確認)
※2026年10月20日朝に確認した市の公表内容に基づきます。個別の事故原因を推定するものではありません。警報や地域の交通情報は、自治体・警察の最新発表をご確認ください。
